肘の動かし方を定義するとすれば差分動作
肘については昔から色々な説が説かれています。
プッシュ型は肘が上がる。
スイング型は肘があまり動かない。
肘は固定したほうが正確に投げられる。
肘なんて固定しちゃダメ!硬くなる。
簡単に肘を定義するなら、
それは、セットアップからフィニッシュに至るまでの
肘の差分動作となります。
あなたがもし、セットアップが確実に決まっていて
フィニッシュの位置が確実に決まっているのであれば
肘の動きはその間をどんな移動の仕方をするのか?
この答えが「肘はいつ伸ばすのか?」の答えになります。
あなたはどのタイプ?
それではこの差分動作をどう動かすのか、考察しましょう。
これは人によってセットアップの位置もフィニッシュの位置も違います。
よって、人それぞれということになります。
ただ、分類はできます。
あなたがどのタイプなのか知ることは大切なことです。
(体格や狙っているターゲットの高さにより角度などは変化しますので、下記は私の体格の場合ということで参考にしてください。身長176cm ターゲットはブル(中心))
もう一つ重要なことですが、ここではスローを2つのパートで考えています。
動かさない肘を中心とした弧をたどる手首の動きと
肘をセットアップからフィニッシュの位置へ動かした時の並行移動する手首の動きです。
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ダーツを目の前にセットアップし、肘を動かさずにフィニッシュする人
セットアップとフィニッシュの肘位置がほぼ同じ
肘はほとんど伸びない。 -
ダーツを目の下にセットアップする人
フィニッシュとの差分が大きい
早い段階で、大きく肘が動く
手首は下から斜め上方向に急角度でスライドする。 -
ダーツを目の前にセットアップする人
2より差分が小さい
2より遅く、移動量も少ない
手首は短い肘の回転弧から斜め上方向に緩やかにスライドする。 -
ダーツを目の上にセットアップする人
差分はさらに小さい
3より遅く、わずかに肘が動く
手首は長めの回転弧から並行に近い角度でスライドする。 -
ダーツを頭の位置で、フィニッシュと同じ位置にセットアップする人
差分が存在しない
肘は動かない
肘の回転弧からダーツは下向きに放たれる。手首はスライドしない。
私の場合、これを理解したことで、自分はどこでセットアップし、どこでフィニッシュするのかを鮮明にイメージすることができました。
上記の1〜5はどれを選んでも良いと思います。
それぞれの投げ方で上手な方はたくさんいます。
ただ、例えば2の人が4の人に自分の肘の使い方をアドバイスしても合わないという結果になります。
タイミングを間違えた時の失投
2の人が4のタイミングで肘を伸ばせば、ダーツは下へ。
4の人が2のタイミングで肘を伸ばせば、ダーツは上へ。
肘を伸ばすタイミングが早ければ手首は上に伸び、遅ければ下に伸びる。
人はそれを無意識に感じ取り、上に伸びてしまうミスは肘や手首を逃がしてカバーしようとし、結果手が右回転する。
下に伸びてしまうミスの時はそれ以上、下に行かない様に手首を硬直させて肩で上方へ押し出そうとしてしまう。その結果、ダーツが届かない、フィニッシュまで振り切れないとなります。
なぜ人は無意識に補正してしまうのか
人は、手から離れる瞬間の「行き過ぎ」や「届かなさ」を
脳内で事前に予測し、無意識に関節を使って修正します。
自分のタイプを知るための簡単な確認
- 構えたとき、ダーツは
目の下/目の前/目の上のどこにありますか? - フィニッシュ時、肘の位置は
構えた位置より前ですか?同じですか?
この2点が分かれば、
あなたが1〜5のどれに近いかは判断できます。
まとめ
まずあなたのセットアップの位置とフィニッシュの位置を探すこと。
「どのタイプが正しいか」ではなく
「自分に合ったタイミングかどうか」を探すことです。
そうすれば肘をいつ伸ばすかは自ずと決まります。
