SIGメソッド第5章|肘半径と肩半径 ― スローは二段階の円運動でできている

関連語録:肘半径(内円) / 肩半径(外円) / イメージライン / アーリーリリース / 早期収縮エラー / 振り遅れ

なぜアーリーリリースが起きるのか。なぜ振り遅れが起きるのか。その答えは、スローが二段階の円運動で成り立っているという構造にあります。

内円(肘半径)と外円(肩半径)

肘を中心点とした小さな円を内円、肩を中心点とした大きな円を外円と呼びます。リリースの軌道は内円から始まり、スプリットポイントを境に外円へ力の流れがシフトします。この内円から外円へのリリース軌道をイメージラインと呼びます。

アーリーリリースと早期収縮エラー

目で狙っているターゲットと、身体が準備しているターゲットが一致していない時、内円から外円へ切り替わる前に筋肉が反応します。これが早期収縮エラーです。その結果として意図しないアーリーリリースが起きます。アーリーリリースそのものが悪いのではなく、目と身体の齟齬が問題なのです。

振り遅れ

振り遅れもアーリーリリースと同じく、目で狙っているターゲットと身体が準備しているターゲットの不一致が原因です。内円から外円への切り替え時に肘が上がらず、身体が目標より下を向いていることを無意識に修正しようとして、手首硬直と肩からの吊り上げが起きます。

イメージラインをきれいに描く方法

手首を脱力したまま、スプリットポイントを境にセットアップ時の肘の位置からフィニッシュの肘の位置へ滑らかにシフトすることで、イメージラインは自然にきれいになります。これは普段の素振りの動きとほぼ同じです。

切り返しから肘がスプリットポイントへ到達し、外円方向へシフトしていく流れです。このイメージラインが崩れると、アーリーリリースまたは振り遅れが発生します。

まとめ:スローは二段階の円運動です。内円と外円の切り替えタイミングがスローの安定を決めます。

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