SIGメソッド第3章|力の伝達の順番 ― すべての失投はここから始まる

関連語録:力の伝達の順番 / 脱力と緩みは違う / 逆開き / 順開き

「気持ちよく振り切れない」「詰まった感じがする」「すっぽ抜ける」。これらの悩みはすべて同じ根っこから来ています。それが力の伝達の順番の乱れです。

力の伝達には順番がある

輪ゴムを指に引っかけて飛ばすゴム鉄砲を思い出してください。放つ直前に手を前に動かすと、勢いが減少します。ダーツも同じです。腕のゴム・手首のゴム・指のゴムという順番に張りを持たせ、その順番でダーツに力が伝わることで最大効率のスローになります。順番を無視すると勢いは必ず減少します。

脱力と緩みは違う

糸電話の糸がピンと張っていれば声は届きますが、緩むと途切れます。筋肉も同じです。脱力と張りは同時に存在できますが、緩みが発生すると直後に強張りが起きます。脱力はこれから筋肉が張っていく過程、緩みはある程度張った筋肉が縮んでいく過程です。この違いを理解することが、スロー改善の第一歩です。

順開きと逆開き

力が腕・手首・手のひら・指の順番で流れると、人差し指は根元から自然に開く「順開き」が生まれます。しかし手首だけが先に返ると、順開きに必要な準備が整わず、指先から開く「逆開き」になります。逆開きは手の構造上、外回転しやすい動きです。外回転の多くはこの逆開きが原因です。

まとめ:力の伝達の順番を守ることが、このメソッドの核心です。全15章はこの順番をどう守るかをテーマにしています。

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