SIGメソッド第2章|意識のタイムラグ ― なぜ大事な場面で外れるのか?

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「置きに行った」「メンタルが弱い」という言葉でかたづけてきた失投。実はその正体は気持ちの問題ではなく、脳の仕組みにありました。

メンタルの弱さは気持ちの問題ではない

プレッシャーを感じると入らない。格下相手に妙に緊張する。これらをすべてメンタルのせいだと思っていた時期がありました。しかし本当の原因は、技術的な確信のなさから来るものです。自分のスローに確信がないまま投げる怖さが、メンタルの弱さとして現れていたのです。

失投を生む意識のタイムラグは2種類ある

脳は強い意識信号を同時に2つの系統に送れません。実際には視覚・手の動き・肘の位置などを高速で切り替えているだけです。

1つ目は視覚と腕の切り替えによるタイムラグです。丁寧に投げようとするほど切り替え回数が増え、その遅れが筋肉の緩みや硬直として表れます。

2つ目は無意識の運動準備が意識より先行するズレです。運動の脳活動は意識より0.3〜0.5秒先に始まります。後から「丁寧に」という意識が介入すると、無意識の動作と衝突し腕が止まります。

意識のコントロール方法

解決策はシンプルです。同時に複数を意識しないこと。

Aは目に意識を固定する方法。目標を見続け、腕・手首・指を意識しない。

Bはフィニッシュだけに意識を置く方法(意識のレール)。セットアップ後に目の意識スイッチを切り、途中で目線とダーツを合わせ直さない。どちらか一つに決めることでスローが安定します。

写真は意識が指先とダーツに向いたため、無意識を上書きして、早く動いてしまったため、早期収集エラとなっている。

まとめ:失投の正体はメンタルではなく、脳の切り替えのタイムラグです。意識を一つに絞ることが解決策です。

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