SIGメソッド第11章|ショルダーブロック ― 肘を姿勢で制御する技術

関連語録:ショルダーブロック

肘が無意識に外へ動いてしまう。意識すると今度は全体が力んでしまう。この悪循環を、筋力ではなく姿勢で解決するのがショルダーブロックです。

ショルダーブロックとは

肘がフィニッシュ方向以外に動かなくなるための身体の使い方です。筋力で肘を止めるのではなく、姿勢で肘の動きを制御します。右手をフィニッシュ方向へ伸ばし、左手も前方へ伸ばすと、右肩から左肩へ向かって背中が張ります。この状態でセットアップをします。

なぜ内側を止めると外側も止まるのか

肘が内側や外側へ動く時、実際には肘の付け根にある上腕骨が回転しています。上腕骨が内に回れば肘は外へ、外に回れば肘は内へ動きます。つまり内と外のブレは同じ「回転」から生まれるセットの動きです。ショルダーブロックで背中が張り肩甲骨が固定されると、上腕骨が回転しにくくなり、内側も外側もブレなくなります。

基点があるとフォームが安定する

基点がない状態では、正しい位置を毎回感覚だけでキープしなければなりません。疲れや緊張でフォームが崩れやすくなります。ショルダーブロックはその問題を身体構造の使い方だけでシンプルに解決します。筋肉を硬直させる必要がないため、腕はリラックスしたままスローに必要な筋肉だけを使えます。

右手をフィニッシュ方向、左手を前方へ伸ばすと背中が自然に張ります。この状態でセットアップすると、肘の内外へのブレが構造的に制限されます。力みではなく姿勢で安定を作る技術です。

まとめ:筋力で止めるのではなく、姿勢で制御する。これがショルダーブロックの本質です。

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